あおばな|叶 匠壽庵

あおばな|叶 匠壽庵

2024/06/21

 

「あおばな」を描いた季節の掛け紙のご紹介です。

(お取り扱い(6月下旬~7月下旬ごろ):各店舗、お電話注文、オンラインショップ(7月1日~31日出荷分))

 

 

感謝の気持ちやちょっとしたお手土産、季節の掛け紙をそっと掛けて。

 

あおばな

早朝に咲く露草。コバルトブルーでとても綺麗な色をしている露草は、真夏では朝の日差しがのぼる頃にはしぼんでしまいます。。露草の花びらを大きく品種改良した「あおばな(大帽子花)」 の花びらは露草の3倍ほどの大きさで、薄くひらひらと蝶のように舞うように咲く姿が、とても涼しげです。夏の暑さを和らげるような掛紙に仕上げました。


大帽子花

露草科の一年草のオオボウシハナは露草に比べると茎が太く、茎丈も約2倍ほど。 太陽が高くなるとしおれてしまいます。青色の2弁の花弁の直径は約4㎝の大きさです。

 

市の花

滋賀県草津市の花。(昭和 56 年に指定) 古くは万葉集の頃、天智天皇の頃に都が大津京に置かれたとき、多くの大陸文化が入ってきました。 その中に染料の原料としての露草の種があり、花びらからは青色色素をとれますが、着物を染めるには大量の花弁が必要なため、品種改良が重ねられ大津に近くて平野が広がる草津で栽培されました。

 

友禅染の下書きに使われていた草津あおばな。色が鮮やかで、水に溶けやすく、友禅染の下絵を描くのに都合がいいため友禅染の普及とともに栽培が進みました。しかし、着物需要の低迷や農家の兼業化 が重なり栽培農家が激減しているそうです。

 

健康

食前に草津あおばなを摂取すると、小腸における糖質の吸収を穏やかにし、特に食後に見られる血糖値上昇を穏やかにする効果がある成分が含まれています。昔から子どもの胎毒下しやひきつけの薬として 使用されていました。

 

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