しが生物多様性取組認証3つ星取得
1985年に開設した寿長生の郷。
以来、私たちは土地の自然に寄り添った、農工ひとつの菓子づくりを続けてきました。
叶 匠壽庵は、従業員の自然や環境保全に関する高い意識、それに基づく行動を再認識し、
これを社会にも認知していただくため制度申請し、最高位の3つ星を取得致しました。
これからも地域の自然・文化と向き合いながら、地球全体の課題解決につながり得る、地に足の着いた環境保全の活動に取り組んで参ります。
【制度概要】
滋賀県が、生きものを守り自然資源を持続的に利用している事業者を応援するため平成30年度より開始。
事業活動における生物多様性の保全や、自然資源の持続的な利用に関する取り組みの内容に応じ、
1つ星、2つ星、3つ星の三段階で認証されています。
寿長生の郷が3つ星を取得した9つの理由
絶滅の危機にある動植物を守るから
日本の睡蓮『ヒツジグサ』をはじめとする40種以上の滋賀県絶滅危惧種が生息しています。
素材の命を大切にしているから
原料の生い立ちや背景を知っているから、 叶の菓子づくりは命に触れる菓子づくりです。
大自然の循環を尊び敬うから
龍門の山から水を引き、郷の伐採木で炭を焼く。足元の自然活用こそ環境保全の第一歩です。
みんなで里山づくりをしているから
足を踏ん張り汗をかき、言葉より先に行動で。従業員みんなで里山の未来をつくっています。
廃棄物を資源に変えているから
工場から出る小豆の皮は、1年後には郷の梅林や野菜畑の肥料となります。
生きもののことも考えているから
今日の自然の恩恵が、様々な生きものたちの働きによることを私たちは知り行動しています。
緑と環境の専門部隊があるから
人と自然がこれからも仲良く暮らしていくために 自然の在り方、郷の営みを考え作る部署があります。
地域と力を合わせ未来に向かうから
2008 年から、市民団体、 琵琶湖博物館と取組む “ぼてじゃこ 保全活動” や、地域の子供自然 学習の受入れなどもその一つ。
里山の知恵を忘れず伝えるから
例えば、餌を待つ殿様蛙。多様な生きものの暮らす田んぼでは、害虫が増えすぎることもありません。