桜
葉の塩漬けの香りが「キレイ」のポイント
「さくら味」は「桜の葉」の香りから
さくらの味、と感じるものの多くは「クマリン」という香り成分によるもの。
この成分、生の花や葉に含まれる量は多くなく、葉を生乾きや塩漬けにすると液胞外の酵素と結びつき
多くのクマリンが生成されます。
ちなみに春の葉よりも秋の葉の方がクマリンは多いとのこと。
「桜」でほっこりむくみ対策
桜の葉の塩漬けに多く含まれるクマリンの香りはリラックス効果があると言われています。
また、血流を良くする作用があるので、代謝を高め、むくみや冷えの予防、改善にも。
「クマリン」に期待される多彩な作用
さらにクマリンには抗菌作用、鎮静作用、咳止め、二日酔い防止作用等、
様々な「キレイ」につながる作用が期待されています。
「サクラ」の由来
「サ」は田の神様、「クラ」は神様の座る場所を意味しているという説があります。
「サクラ」は神様が山から下りてきた時に一旦留まる依代(よりしろ)とされていました。
桜が咲くことは「神様が山から下りてきた証」と考えられ、皆で集まり、お酒や食べ物をお供えしていたとされています。
当時の人は桜の開花状況を見て、田植えの時期を決めていたとか。
左近の桜
平安時代より、紫宸殿の南階下の東方に桜が植えられ、儀式のときには左近衛府の官人らが、
その側に列したことから「左近の桜」と名付けられました。
清らかさを大事にする日本人の心を表すものとして「日本の国花」にもなっています。