金魚|叶 匠壽庵
2024/07/20
ルーツ
金魚は数千年前に中国の長江の流域で、フナの仲間が突然変異したモノがルーツとの説が定説となっています。
金魚は突然変異しやすい体質で、元々はヒブナから派生した、細長く赤い魚「和金」が全ての種類のルーツだそう。
次から次へ品種改良され、現在のような様々な色や形の金魚が生まれています。
高級
江戸時代初期は金魚は大名などの富裕層だけが飼える、貴重で高級なペットでした。江戸後期になるにつれて養殖業が開始され、一般的なペットとなり、ガラス製の丸い容器の金魚鉢が普及したのは大正・昭和に入ってからだそうです。
いろいろ
金魚で代表的ともいえる「出目金(でめきん)」「琉金(りゅうきん)」「丹頂(たんちょう)」などは中国で品種改良されたもの。日本で生まれた金魚は、「蘭鋳(らんちゅう)」「江戸錦(えどにしき)」「桜錦(さくらにしき)」「朱文金(しゅぶんきん)」。他にはアメリカ生まれの「コメット」、ヨーロッパ生まれの「ブリストル朱文金(しゅぶんきん)」などがあり、世界各国で品種改良がおこなわれています。