株式会社叶匠寿庵

あも五〇年、丹波大納言小豆と共に、その先へ。

年間100㌧、100万本。

 

1971年に誕生した「あも」はおかげさまで、五〇年を迎えました。

 

あんこと餅。

こんなシンプルな和菓子が代表銘菓として愛されるのは和菓子屋として誉れです。
大粒で香り高い丹波大納言小豆を、餡場職人は銅釜で丁寧に、〝いい〟かげんに炊き上げます。そのふっくら艶やかなつぶ餡を〝とどめるように〟餅と合わせ、作り続けてまいりました。
全国の小豆の収穫量のわずか1%という希少な丹波大納言小豆は、表皮が薄くて口当たりが良く、煮ても腹が割れにくいのが特徴です。その良さを最大限に引き出すには、豆を一定の品質に揃えるのが不可欠。粒の揃った、高品質な小豆があもを支えているのです。
私たちは丹波篠山の老舗 小田垣商店様の熟練職人の目と手選別によってこれを実現しています。農工ひとつを掲げ、生産者と向き合う叶 匠壽庵。これまで小豆の恩恵を受け、小田垣商店様と小豆農家様と共に歩んでまいりました。


丹波大納言小豆年間100㌧、100万本を販売するあも。今後も代表銘菓として愛されるよう、精進してまいります。

 

五〇年にあたり、新たな「あも」を販売いたします。丹波大納言小豆の豊かな風味や旨味を活かした「あも(こしあん)」。

丹波大納言小豆の新しい可能性と価値をお届けします。

 


あも五〇年のあゆみ

誕生からの五〇年を振り返ります

 

1971年  あも 誕生

 

開発背景について創業者芝田清次はこう振り返っています。

「御所の女房言葉でいう〝あんころもち〟の愛称の語呂の、のどやかな可愛さに、ふと心惹かれ、いわゆる羊羹にはいたらぬ小豆餡と餅にはいたらぬ柔らかい餅とが思い浮かび、さらりと菓子が出来上がり、さらりと名付けが出来た楽しい例であった。」(芝田清次『花雲水』より引用)

シンプルなお菓子であるからこその、さらりとした誕生。皆様に育てられ、この度五〇歳となりました。(写真:創業時の長等総本店)


 

2008年  第25回全国菓子大博覧会にて橘花栄光賞受賞

 

皆様のご支持のおかげさまで賞を頂くまでになりました。現在のパッケージになったのもこの頃です。ななめに入る大小の丸は小豆をイメージしています。


 

2012年  あも(塩)誕生

 

当初より人気のお菓子でしたが、叶 匠壽庵の代表銘菓ではなかったあも。しかし、あもにはそれにふさわしいポテンシャルがある、実際に従業員が好きなお菓子の上位にいました。私たちはあもを今一度見直し、販売強化に乗り出しました。

 

この時、あもの定義をきめました。

一、餅を中心に、小豆で包むこと(切り分けて食べる)

一、棹物であること/直方体型

 

そして、あもをより楽しんでいただく為に、新たなあもの模索が始まりました。季節限定あもの開発です。塩、紫蘇、栗、黒胡麻…実はこの時、五〇周年記念としてこの度新登場する〈こしあん〉案もありました。試行錯誤の末、誕生したのが「あも(塩)」。

塩があもの甘みや旨味を引き出す、味の対比効果を狙いました。使用する赤穂の塩は、高温で焼き、中の餅もコシを強めに。尖った味にならないよう、まろやかな味になるよう仕上げました。※現在は販売しておりません。


 

2013年  あも(白小豆)誕生

 

季節限定あも第2段として誕生した「あも(白小豆)」。定番あもと紅白になり、おめでたいあもが出来ました。

使用するのは、「白雪大納言小豆」という希少品種。大粒で小豆の風味が強く、つぶ餡にぴったりの小豆です。圧力釜でじっくりと長時間 蒸らし、やわらかく粒を残したつやつやの餡に仕上げました。やわらかな求肥と口の中でほろりと崩れる白いつぶ餡。上品な甘さが楽しめます。

 

現在では、年末年始のみ販売しております。商品ページへは写真をクリック↓


 

2014年  土鍋あん 生あも誕生

 

もっと、美味しい小豆は炊けないか?

 

そんな声から、開発が始まりました。銅釜で炊く餡子も美味しいが、土鍋だとどうだろう。

信楽の「雲井窯ねん 中川一辺陶」の土鍋を使用し、素材の旨味を十分に引き出した「土鍋あん 生あも」。消費期限3日という幻のようなあも。

草津店にて通年で販売していました。※現在は販売しておりません。


 

2014年  あも(柚子)誕生

 

冬のあもとして誕生しました。

「黄金の果実」と呼ばれる高知県北川村産の柚子は山間に畑を作ることで、日照時間と寒暖差により、香りや味わい、色つきが良く育ちます。そんな柚子に惚れ込んだ職人が今から37年ほど前に、北川村を訪ねました。当時は生菓子に使用していましたが、香りの良さがあもと引き立て合うということで、「あも(柚子)」に使用することに。柚子の甘露煮に皮ごと絞った柚子エキスを合わせ、餅に練り込みました。柚子の酸味と香りが相性抜群なあもが出来上がりました。

 

現在では冬季に販売しております。商品ページへは写真をクリック↓


 

2015年  あも(桜)誕生

 

春のあもだったら、やっぱり桜。

春になると、叶 匠壽庵では桜のお菓子が並びます。その中でも春の定番として堂々たる存在となりました。私たちも春が来たなと感じさせてくれる商品です。羽二重餅に大島桜の葉の塩漬けを練り込みました。二種の刻み方で香りを際立たせています。

 

現在では春季に販売しております。商品ページへは写真をクリック↓


 

2015年  あも(蓬)誕生

 

滋賀県にある伊吹山は古くから蓬(よもぎ)​​​​​​などの薬草の宝庫として知られることから、これを使った地元にちなんだあもをつくろうとなりました。しかし当時は蓬を栽培するところがなかったため、「伊吹農園」を拓き、地元の方々とともに蓬栽培を始めました。蓬は伊吹山の標高500m地点に自生しているものを植え付けました。収穫はやわらかいところのみを一枚一枚丁寧に摘み取ります。地元の方の協力で緑の濃い餅に仕上がりました。

 

現在では初夏に販売しております。商品ページへは写真をクリック↓


 

2015年  あも(紫蘇)誕生

 

2012年の「あも(塩)」開発の際の案にもあった紫蘇に、やっと光が当たりました。夏に収穫される紫蘇を使用した夏のあもです。

収穫したばかりの芳醇な「青紫蘇」と、梅酢と塩に1年間漬け込んだ「赤紫蘇」を餅に練り込み、清涼感のあるあもになりました。つぶ餡と餅がほぼ同じ色という、餅がない?!と思われるような、見た目にもインパクトの大きいあもでした。※現在は販売しておりません。


 

2016年  あも(抹茶)誕生

 

和菓子と抹茶という、切っても切れない両者を引き合わせた「あも(抹茶)」。合わないはずがありません。

時間が経つと色や香りが落ちてしまう抹茶を試行錯誤し、辿り着いた濃く深い緑色。覆いをして育てることで、甘い香りが特徴の「覆い香」をオリジナルの配合で、小豆に負けない風味を引き出しました。※現在は販売しておりません。


 

2016年  あも(胡桃)誕生

 

秋のあもとして、開発された「あも(胡桃)」。胡桃は日本に古来より自生しており、一家に一本あったというほど、日本人と馴染みが深い食材。胡桃色という伝統色もあります。そんな胡桃を芳ばしく焙煎し、餅に練り込みました。小豆、餅、そして胡桃が三位一体となり、五感で秋を感じることができます。胡桃好きにはたまらないあもが出来上がりました。※現在は販売しておりません。


 

2018年  あも(栗)誕生

 

季節限定あもの十代目、「あも(栗)」です。秋の大定番、栗を使った今までどうしてなかったんだろうと思わせる、秋の新定番が出来上がりました。芳ばしく焙煎した栗をほどよい大きさにカット。そこへ選び抜かれた「ゲランドの塩」をまぶします。フランスの太陽、風、土が最適な環境で、塩職人の手によりじっくり結晶化させる天日塩「ゲランドの塩」との出会いが、「あも(栗)」を完成へと導きました。

こだわりの詰まった秋のあも。この年、初お目見えとなりました。

 

現在では秋冬に販売しております。商品ページへは写真をクリック↓


 

2019年  令月あも(梅酒)誕生

 

本社 寿長生の郷では約千本の梅の木があり、毎年2月には花を咲かせ6月にはたわわに実がなります。その梅を3年間漬け込み、梅酒「寿長生の郷 梅蔵」をつくります。この梅酒は銘菓「標野」などに使っていますが、あもにはどうか、甘酸っぱい梅が小豆の甘さと合うのではないかと開発が始まりました。

そして、2019年は平成から令和になった節目の年でした。

新元号「令和」が引用された万葉集の句〈初春の令月にして 気淑く風和らぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす〉から「令月」をいただき、「令月あも」と名付けました。

「令和」に込められた〈悠久の歴史と誇り高き文化、四季折々の美しい自然 こうした日本の国柄を次の時代へと引き継いでいく〉という想いは、私たちの農を営み、菓子をつくり、日本文化を伝えていくという理念と通ずるものがあります。

新元号・新天皇即位のお祝い菓子として販売しました。

 

現在では期間限定で販売しております。商品ページへは写真をクリック↓


 

2019年  あも歌留多誕生

 

叶 匠壽庵のある滋賀県大津市には、百人一首の聖地・近江神宮があります。その第一首を詠った天智天皇は、中興の祖といわれ、近江大津宮を建都。新元号「令和」を迎えたこの年、天智天皇ゆかりの近江からお祝いの菓子として開発しました。百人一首をあしらった近江羽二重糯米の最中種は色鮮やかな歌留多そのもの。あもをはさんで食べる、手作り最中。新たな時代に新たなあもの楽しみ方が誕生しました。

 

現在では通年で販売しております。商品ページへは写真をクリック↓


 

2021年  あも(こしあん)誕生

 

季節限定あもを最初に考案した時の候補にまでなり、結局実現には至らなかった幻のあも。五〇年の節目に登場します。

商品ページへは写真をクリック↓

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