里山のおはなし

里山のおはなし

里山仕事のおはなし

3日後。 ついに窯開けの日が来た。自分でも驚いたがその間私は炭焼きの夢を何度かみた。 開ける瞬間は今回は全て灰になっているかもしれない、こういう時もある、そう言い聞かせながら蓋を開けた。すると…

朝来てみると煙突の煙がほぼ無色ではないか。 まずいと思い温度を測るが、ここでまさかのハプニング、温度計が壊れた…。こんな事があるのかと落胆するが炭は待ってはくれない、温度を測る方法を探したが2…

2日間ほど窯の温度を100~120前後で様子を見たが煙に変化は見られない。普通だとこのくらいで変化があるのだが雨の影響かはたまた別の要因か、不安がつのる。(はやし)

次の日の朝窯の温度を確認すると120℃前後。 成功だ。とりあえずこのくらいまで上がると勝手に火が消えることはほぼないので安心だ。あとはこの温度を通気口と煙突を調整しながら2日間ほど維持して煙の色…

その夜、大雨が降った。 雨の影響で窯の温度が下がっていないか心配で朝急いで見に行くと、案の定窯の温度は30℃くらいしかない。これはいけない。昨日閉じた蓋をもう一度開けた(本来は一度閉じたら開け…

朝、蓋を開けて見てみると火は消えているものの窯の温度は温かい。冷めてしまわないうちに急いで着火する。この日は一気に窯の温度を上げ、敷き詰めた「てんなる」に着火させることが目標だ。しかしそん…

いよいよ本格的な炭焼きのスタートである。まずは事前に用意した原木を窯の中にびっしり詰めていく。大小合わせて約300本のコナラやクヌギの原木が入った。その後「てんなる」という燃やすための薪や枝を…

さて、木を切ってから3~4週間がたった。いよいよ炭焼きをしていくわけだがその前に窯の中を確かめてみるとビックリ。しばらく使っていなかったからか中が湿気っていてこれでは上質な炭が焼けそうにない…

炭作りと言ってもする前にまず事前に準備しなくてはいけないことがある。炭にするための原木の調達だ。炭焼きをする3~4週間前に伐採した木を用意する。これは乾きすぎても水分を含みすぎていてもいけな…

ひと仕事終えた炭焼き窯、お天気も相まって清々しい顔をしてはります。 肝心の炭の出来、炭焼き職人・林くんの自己採点は「60点」。火入れの2日間、予報に反し雨が降り続いたのだから仕方ありません。そ…

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