毎年お盆前には、草刈り担当の畑さんが、祠のお地蔵さんの前掛けを新調してくれます。家にある布地を使った、一針一針の手縫いです。
畑さんは御年八十ウン歳。すごい働き者で気が利いて、且つ、少し口が悪いです(←ご本人自認)。よく気の回る人にはママあることですね。地元大石龍門育ちなのに、どこか江戸っ子・浜っ子を思わせるカッコよさがあります。
さて、前掛けのおはなしです。昔気質(かたぎ)の龍門の人は、前掛けのことを「よだれかけ」と呼ぶようです。今年も、「よだれかけ作ったしな」と。先代はライトグリーンの柄物でしたが、今年はモダンなチェック。お地蔵さん垢抜けました。カッコいいです。(たんざわ)