ユウスゲ 2025/07/23 日の暮れるころ、やっとこさ野の花みちへ。草むらの中から夏の花が首をあげています。銘々がここだよ、ここだよ、とオレンジや白や赤や紫色の印をかざすなか、ユウスゲは薄っすらと何も語らず揺れています。気高い人とはこうあろうと思う自分である人、と昔聞いたことがあります。ユウスゲはなんだかそんなひとにみえます。(たんざわ) 2025年7月 花のおはなし