里山のおはなし

里山のおはなし

花のおはなし

草むらに点々と色を添えるツリガネニンジンです。株ごとに花の膨らみも色の濃淡もちがいますが(写真は細くて濃い目)、小さいながらも健気で気丈な印象は共通です。釣り鐘状の花冠からメシベを突き出し…

サクラタデ

2023/09/07

田んぼと八代池(はったいけ)の間の窪地は、田んぼからの水で湿気るので、サクラタデには恰好の場です。2年前、もう少し範囲を広げたいと思いユンボで窪地を広げたのですが、今年はサクラタデだけでなく…

この時期コシアブラを取り上げるのは珍しいことかもしれません。この亜高木の魅力は、なんといっても黄葉だからです。私がまだ植物になんの興味もなかったころ、この黄葉にはっとさせられたのでした。父…

野の花みちの道みち、ヤブランの紫が目を引くようになりました。私にはもう22回目のヤブランの季節です(それはどの花にも言えることですが)。ところでいま「みち」を3回重ねました。寿長生の郷の山野…

ハス

2023/08/22

いつもより一足遅いハスの花、こんなホッとした年もありません。というのもこの春、ハス池はすっかり雑草に覆われていたのです。流入する土砂で水深が浅くなってきたことが要因と思われます。すぐ地下で…

すみません。前々回・8/12の投稿で、ワレモコウを秋の七草に数えていましたが、まちがいです。本当はフジバカマです。なぜいまさらこんなまちがいを?!それはワレモコウが七草に入っていないのが残念だ…

オミナヘシ

2023/08/12

秋の七草のひとつオミナエシです。山上憶良のように「オミナヘシ」と呼べばまた深い味わいがあります。クズ、キキョウ、カワラナデシコ、ハギ、オミナエシの5つは今年は登場済み(だったはず)、残るはス…

ミソハギ

2023/08/07

草刈りから立ち上がると、斜陽がミソハギを照らしていました。高音のカナカナカナ、ジージーというセミの声の幾重もの重なりがスコールのように全身を包みます。夏がゆっくりと遠ざかってゆく、里山の夕…

コムラサキ

2023/08/02

梅窓庵のコムラサキの枝を整理してほしいというので剪定に。びっしり茂った枝の一条一条にコムラサキの仕事が刻まれています。株元から順に果実、成りたての小さい実、花、枝先はまだつぼみ。きれいなの…

ユウスゲ

2023/07/27

夕方6時、ユウスゲの花を見ることができました。放っておいても繁殖するノカンゾウやヤブカンゾウとは違い、ユウスゲの株はわずかで翌日の昼までにはしぼむのだから目にする人は限られます。夏の仕事終わ…

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