命を包む

命を包む

2021/07/10

収穫も終わりに近づいた7月。
梅の林に雨は降り、梅雨という季節を肌に感じさせる。
果実の中に種を包み込んだ梅の実。
思えば巣に守られる鳥の卵のように、虫たちが創り上げる柔らかな繭のように、これから生まれる赤子を宿す母親の腹部のように。

命を包むものとは、どれもが丸みをおび、そして美しい。(むくだい)

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