6月末の日曜日、梅雨らしいお天気のもとぼてじゃこ池のモニタリングを行いました。年始の泥上げの成果やいかに？と期待しながらぼてじゃこトラストのみなさんともんどり（魚罠）を打って待つこと20分。
ひときわ鮮やかなのは婚姻色をまとったオス、黒い産卵管を出しているのはメス。ちっちゃいのはこの春生まれてきたこどもたちです。
イチモンジタナゴ（ぼてじゃこ）の発生のピークは5月〜6月ですが、繁殖期は8月まで続くそうなのでまだまだ期待できそうです。
結果はもんどり8ヶ所でしめて123匹、上々です。ぼてじゃこトラスト会長の川瀬博士からも「順調です◎」のお墨付きをもらいました。
活動のゴールは絶滅危惧ⅠA類のイチモンジタナゴを野生復帰させることですが、それには数十年、いやもっとかかるかもしれません。私たちはその長い道のりをつなぐ小さな点かもしれないし、自然環境の保全はこれからの人類のライフワークなのかもしれません。
3枚目はもんどりを引き上げたところ、4枚目はミズカマキリです。（たんざわ）