草刈りの話ばかりしている気がします。でも今日わかったことがあります。言葉になった、のほうが正確かもしれません。この作業はモニタリングという大事な仕事も兼ねているのです。花を咲かすのに数年かかるような草の実生(種から生えてきたばかり、まだ小さい苗)は目視ではわかりません。刈る草、残す草を指先でかき分け選り分けしていて見つかります。実生は、その植物がこの場所で生きてゆこうとする意志です。その声を聞くのが野の花担当の仕事です。今日はシライトソウの実生をたくさん見つけました。郷を拓いた会長が増やしてくれといっていた草です。これからも草刈りはやめないぞ、と思いました。(たんざわ)